Efflorescence
スーパーエフロクリーン

一般に白華現象とは、セメント中の水酸化カルシウムが流出して表面に表れ、空気中の炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムとなる現象をいいます。この炭酸カルシウムは「白華」「エフロレッセンス(エフロ)」と呼ばれ、コンクリートやタイル、ブロックの表面に付着して美観を損ないます。また、近年の白華は大気中の排気ガス、工場の排煙などの影響により特異な化学反応を起こし、一般の無機酸にはなかなか溶解しにくい物質に変化しているのが現状です。 スーパーエフロクリーンは、数種の成分を組み合わせることにより、この変化したエフロ(白華)を溶解除去する強力白華除去剤です。 コンクリート、タイル、インターロッキング等のエフロ(白華)除去に最適です。作業も塗布と水洗いだけなので簡単にエフロを除去できます。
用途
- モルタル、コンクリート表面のエフロ(白華)除去。
- 陶・磁器タイル、目地表面のエフロ(白華)除去。
- インターロッキング表面のエフロ(白華)除去。
- 洗い出し表面のエフロ(白華)除去。
- その他セメント二次製品表面のエフロ(白華)除去。
【適さない仕上げ】
- ■大理石、みかげ石などの石材。
- ■亜鉛、アルミ、スズ、銅、鉄などの金属およびそれらを含む合金。
使用方法
- エフロが厚い場合、予め皮スキなどで除去します。その後、散水して対象部材全体を濡れた状態にします。
- スーパーエフロクリーンの原液を刷毛等でエフロに擦り付けないよう、均一に塗布します。
- すぐに泡状の反応が起こりますので、消滅するまで待ちます。
- 全面をブラシ等で擦りながら水洗いします。
- エフロが残る場合は、②~④の工程を再度行います
【使用上の注意】
- ■水洗いは必ず行ってください。水洗いを行わないと、溶解したエフロレッセンスの原因物質(炭酸カルシウム等)が表面に残り、乾燥後に再度白華現象が起こる原因となります。
- ■コンクリート等、吸水の多い下地の場合はあらかじめ十分に散水をして下さい。
- ■壁面への使用時は、上から塗布すると液垂れが跡になる場合がありますので、下方から塗布して下さい。
- ■詳細な内容はカタログ等をご確認下さい
施工動画
よくあるご質問
- 使用量はどのくらいですか?
- エフロの状況によって増減しますが、概ね100~300cc/㎡使用します
- 室内の白華除去に使用できますか?
- 使用可能ですが換気を十分に行うことと、洗い水が完全に排水できることが条件となります
- 花壇のレンガブロックに発生したエフロの除去に使用したいのですが、植物に影響はありませんか?
- スーパーエフロクリーンは強酸性なので、植物に悪影響を及ぼす可能性があります。植栽にかからないよう養生した上でご使用下さい
- 排水溝や配管が金属製なのですが、水洗いしたスーパーエフロクリーンが流れても問題ないですか?
- 成分が残らないようしっかりと洗い流して頂ければ問題ございません
- 本剤塗布前に対象部材を濡らすのはなぜですが?
- スーパーエフロクリーンは強酸性ですので、乾燥状態で塗布すると対象部材を痛める恐れがあります。施工前は必ず対象部材を濡れた状態にして下さい